コミュニティカフェ WA (石川県宝達志水町)
石川県・能登の入り口、「口能登(くちのと)」エリアにある宝達志水町で、妻とゲストハウス「Chirin(ちりん)」を開業して約1年半が経とうとしています。2023年春に妻とこの地に移住し、2024年1月の震災に合いました。しばらくして、全国から参加してくれるボランティアさんの多くは金沢に宿泊している現状を知りました(今では各現場で宿泊できるボランティアベースが整備されています。)。当時、奥能登への道は常に渋滞しており、現地での活動よりも移動時間の方が長い。それならばその中間にあたる宝達志水町に泊ってもらえれば短縮できる。そんな思いから2024年6月にゲストハウスはスタートしました。
そしてこの秋、私達は地元で39年続いたスナックを継承し、カフェとしてスタートする為準備をしています。80歳の名物ママが人気で、コロナ禍も乗り越えましたが震災以降客足が極端に減ったそうです。高齢も相まって閉店を決意したママ。「じゃあクローズイベントをしよう!」と持ちかけ友人達と開催。移住者から地元の顔馴染みまでが集まりママが涙する場面もありとても楽しい時間になりました。


イベントが終わった後ママから「この店を引き継いでくれないか?」と私達夫婦に相談がありました。最初は「面白いね!」などと話していましたが、数日経って冷静になり、宿もやりながらお店に立つのは難しい、とお断りしましたが、「すでに周りに話している。なんとか続けて!」と中ば強引に説得(?)され、「どうすればやれるだろうか?」と考えました。
宝達志水町はいちじくの産地として有名ですが、農家の高齢化により町が事業継承に力を入れて1、2年の間に移住者に農園を継承するケースも生まれています。そんな移住者から「特産品を活かした商品を作りたい」という声をよく聞きますが、いきなり作業場を構えるのはハードルが高い。私達のゲストハウスも、家主が日常的に生活している事やキッチン構造を理由に飲食の提供ができません。このような理由から、シェアキッチンのような場所が欲しいと思っていました。

このスナックをシェア化すれば、私達が毎日お店に立てなくても、何かを提供したい「1日マスター」が何人か集まればお店は回る。そう思い周りに声をかけたところ、現時点で4人ほどが週に1日手伝ってくれそうです。
お店の名前は「コミュニティカフェWA(わ)」。スナックの名前が「和(かず)」だった事、そして、この場がハブとなり人の輪が広がる、そんな思いで妻が考えてくれました。このネーミング案が出て初めてやれるイメージが沸きました。
老若男女問わず、国内外からの移住者も地元民も交流できる、そして、何か始めたいと思っている方がチャレンジできる、そんな場を目指しています。
コミュニティカフェ WA 西雄司


